ペルーのドローン規制事情完結編
前に書いた
【ペルーのドローン事情】〜持ち込むだけでお金取られてたまるか〜
の完結編です。
そんなドローンの話の前にまず少し脱線w
今日は
クスコ〜リマ〜ラパス
という謎の行程。
なぜか?
というと。
私、チパコプターは毎回
無料のビジネスクラスorファーストクラス
で旅してるんだけど(以前、LINE@で配信した方法です)
世界一周する場合、世界一周券でルートを組んじゃうことがあります。
想像以上に(マイルが)安いし便利なんだけど
一つだけ難点があるとするとルートの変更ができないこと。
日程の変更は登場の4日前(多分)まで可能なんだけど
行き先などは一切変更不可。
俺は今回、あまり調べないで適当に世界一周ルートを組んでしまったので(汗)
クスコにいるのになぜかリマ〜ラパスでチケットを取ってしまった。笑
クスコ〜リマ
リマ〜ラパス
という、例えるなら
東京➡︎名古屋➡︎大阪
でいけばいいのに
東京➡︎名古屋➡︎東京➡︎大阪
というルートで組んでしまった。
前置きが長くなったんだけど要するに今、リマにいてラパスいきの飛行機待ちな訳です。
さて、本題。
”リマin”の時に取られたドローンのデポジットは返してもらえるのか?
俺はコロンビアからリマに入る時に
198ドル
を謎のデポジットとして払ったんだけど。
これは出国の時に返してくれるとのこと。
なんのためのデポジットなの?
ドローン販売禁止のため?
違法な映像を撮ったら没収ってこと?
って聞いても”的を得ない答え”しか返ってこなかった。
要するにとってる方もなんの名目でとってるのか理解してないんだと思われる。
ちょっと偉そうに書くと、曲がりなりにも”法律屋の端っこ”であるチパコプターとしては(謎)
その根拠法が気になってしまう。笑
ただそんなもの、この南米で求める俺の方が間違いなのでこのあたりは諦めることにしておきますw
さて、話は戻ります。
クスコの空港に早めについた俺なんだけど
肝心の飛行機は1時間遅れの様子。
このあたりプライオリティパスがなかなか役に立ち、
ラウンジでパソコンをいじってたら
あっという間に過ぎてしまった。
そしてリマ空港に着いたのが確か16時前くらい。
いよいよデポジット返還に奮闘開始です。
まず、到着ゲートから出発ゲートに移動したチパコプターは
ペルー入国の時に撮っておいた画像をスマホに表示させながら
「ここはどこ?」
と聞き回ることから始め
1階では2階と言われ
2階では1階と言われ
案の定たらい回しにされるんだけどそんなのは想定内。
そのために死ぬほど早くこの空港に着いたわけ。
聞く人聞く人に言われるがままに道を歩いて、空港内を一周したあたりで
「この写真はゲートの中だぞ、入場しないとここにはたどり着かないぞ」
なんて言われるけど。
そんなのには絶対騙されない。
入ったら、
「これは外だぞ!もう出れないぞ」
ってなるのくらい俺にだってわかる。
もう一回聞き込み開始。
けど、もう聞く人がいないあたりで思う。
航空会社で相談してみよう
通常のチェックインカウンターではなくて
各航空会社のオフィスがある2階を歩き、
スターアライアンスのアビアンカ航空オフィスを発見。
入って事情を説明してみることに。
約10分あれこれ話したところ
「私も11年ここで働いてるけどこんな相談は初めてだわ」
だって。
どうしていいか?は分からないんだけどなんか協力的な女性スタッフ。
俺のつたない語学力&彼女のつたない理解力
が組み合わさってなかなか時間がかかったんだけど
「もうそのSUNAT(お金とったとこ)に行くしかないわね」
とその女性。
1人で行くように言われたんだけどどうせ追い返されるのわかってるから
その女性に頼み込み一緒に行ってもらうことに。
長期戦を覚悟してとりあえず荷物はそのオフィスに置かせてもらい
国際線の到着口へ。
その女性がこの事情を”門番”みたいな人にしてくれたら
SUNATの職員がこれからやってくることになった。
一歩前進。
もうこれ以上付き合ってられないのか女性はオフィスに戻ったんだけど。
俺は大人しくそこで待つことに。
そして5分くらいしてSUNAT職員登場。
「俺は金を返して欲しいんだ」
愛想を振りまいて説明する俺に対する職員の答えは👇
「出国する際の航空会社からその証明のスタンプが必要なんだ。
だけどそのスタンプをもらうには時間が早すぎる。
お前のフライトは夜だろ?
フライトの3時間前になったらチェックインカウンターに行って
ボーディングパスと一緒にスタンプをもらってくるんだ」
おいおい。
今、何時だと思ってんだ?
フライトまであと6時間半あるんだぞ?
(どんだけ早くきてんだよ、俺w)
「無理だよ、そんな待ってられないよ。
それにこの返金のために早く空港にこいってそっちが言ったから
わざわざこんな早くきたんじゃないか。」
と反撃してみるも
「そう言われたってそのスタンプとボーディングパスがないと
できないものはできないんだ」
との答え。
「わかった。
じゃあ、俺、今からカウンター行ってくる。
それでボーディングパスとスタンプを貰えば問題ないんでしょ?」
もうこの辺りで俺は結構語気が強くなってたような気がするw
俺は速攻、アビアンカのチェックインカウンターへ。
そして、ビジネスクラスだからプライオリティレーンから優先で一気にカウンターに行き
長蛇の列から嫌な目でみられるもそんなの関係なし。
事前に頭の中でシミュレーションしてた通り最短で簡潔に伝えてみる。
もうこのあたりで頭の中のモードは旅人ではなくなってたきがするwww
そんな俺の説明を聞いたそのアビアンカスタッフ。
こちらが上客だからかもしれないけれどとっても親切に対応してくれ
即座に6時間後のボーディングパスを発行してくれた。
話が早い。
ただ、
「そのスタンプがなんなのか、そしてそのスタンプをどの紙のどの場所に押していいかわからないから
その職員をここに連れてきた方が早いわ」
とのこと。
確かに。ごもっとも。
そして俺はまた、到着ゲートの門番のところに逆戻り。
また、そこで長いこと待たされたあと、嫌な顔してSUNAT職員登場。
もらってきたボーディングパスを見せ、事情を説明。
とりあえずアビアンカのカウンターまで同行願おう。
とここでその職員。
「スタンプを押すといったんだな?」
俺「言ったけど、どこに押していいかわからないって言ってたぞ」
「けどとりあえずスタンプを押すっていったんだな?」
俺「うん、言ってたぞ。」
「それならわかった、こっちにこい」
ということで到着口の中まで通されることに。
もう逃げられない
とでも思ったのかどうか分からないけれど無事通過できることに。
と思ったところ、
「ところでドローンは?」
と聞かれ、アビアンカのオフィスにあることを伝えると
「取ってこい」
だって。
もう嫌がらせとしか思えないけどしょうがない。
ドローンを取ってまた、”門番”に説明してその職員を待ち(っていうか待ってろよ)
職員が現れたところでやっとこさ「中」に入ることになったんだけど。
ここで全身検査。
俺は犯罪者じゃね〜んだぞ?笑
だけどその後無事通過して久しぶりの場所にたどり着くことができた。
ここで、紙に書いてあった機体番号と俺の機体番号を照会し
間違いないことを確認。
さて、返金か?
と思ったところ今度は謎の女性登場。
「ここからは私が担当するわ」
笑
まだ続くのかよw
ここからは端折って書きます。
・結構な時間待たされて書類ができるのを待つ
⬇︎
・アビアンカのカウンターにスタンプをもらいに行く。
⬇︎
・また、到着口で全身検査
⬇︎
・紙に色々サイン
⬇︎
・書類を渡される。
⬇︎
・隣の銀行窓口にその書類提出
そして
返金されました!!
ここまで2時間超え。
マジで疲れた。
そしてその後
「出発口に入ったの確認しなきゃいけないの」
っていう女性スタッフと一緒に行動が続き
アビアンカオフィスに置いておいたバックパックを回収して、
「ちょっと買い物がしたい」
という俺に
「外で待ってるわ」
とのことで待たれた。
俺はなんだ?仮釈放中なのか?
けどもうこの辺りでその女性とも仲良くなってしまい。
やっと出発ゲートまでたどり着きバイバイ。
ということで。
もう一回いうけど。
結果。
一応、返金されました!!!
それと唯一のメリットがあります。
ここで題名に戻るんだけど。
400マイルの儲け
実はデポジットを払うときにそんなにドルを持っていなかった俺。
ダイナースで払って、現金で返金受けたので
100円2マイル
で
400マイル儲けました。笑
こんなこと考えないとやってられないのです。笑
これを読んでくれた人には伝わってると思うけど
俺も書きながら後半めんどくさくなるくらい長かったので。
ファントムは持ってこないことをオススメしますwww
前回のブログにも書いたけど
持ってくるならマビック以下がいいと思います。
あ!!もう一個メリットがあった。
俺は今、早めにチェックインしてしまったので空港の中にいるんだけど
プライオリティパスで入れるラウンジにいます。
Sumaq(スマック)VIP Lounge
ここは
世界で最も優れた空港ラウンジ
として昔に2連覇したことがあるところです。
俺はかれこれ3時間以上いてあと1時間くらいはいようと思うんだけど。
ここのフルーツが美味しいです。
リマ空港に長くいると美味しいフルーツが食べられるよ♡
以上。
疲れた。
バイバイ。ペルー笑