さて。
警察官にパトカーで空港まで送ってもらって1日が始まったチパコプターです。

実は昨夜、空港で寝ようと思ったのには一つ理由があって。
それはLINE@で配信した件なんだけど。
こういう時(ホテルがどうしても取れない時)に過ごす方法。

その思いついた方法というのがプライオリティパスのラウンジ活用で。
ちょっといいクレジットカードを持ってる人は知ってると思うんだけど
実際これを使いこなしてる人ってそう多くないと思う。

いつもギリギリに空港に行くからラウンジに入る時間なんてないし
そもそもラウンジの良さがいまいちよく分かってなかったんだけど
今回調べてみたらバミューダ空港にラウンジがあることがわかり。
ということは飲み物もネットも電源も。
下手したら軽食もシャワーもあるんじゃないかと思い。
これは野宿ではなくて深夜の時間帯は空港で雨風凌げてネットあれば大丈夫だし
朝まで頑張ればそのままラウンジ(5:30オープン)に入って
飲み物とソファ確保して寝ようと。
ラウンジで生きていけるんじゃないかと思いついたわけです。

くだらなくてごめんなさい。笑

ただ、普通のビジネスホテルに一泊10万出すくらいならさ。
このくらいあがきたいじゃんw
結果、警察署で寝る羽目になってしまったけれど笑

空港まで送ってもらったのが7:30。
たっぷりラウンジでくつろいでやろうと思い早めにチェックインしようと思ったら。

「おい!お前はアメリカに行かないからそのラウンジには行けないぜ?」

え?

「アメリカ行きのフロア(2階)にこのラウンジがあるからカナダに行くお前はそこにはたどり着けないのさ」

だってさ。

完全に作戦失敗でしたw

結局この後ベンチで横になり2時間爆睡し。
ラウンジじゃなくてもどこでも寝れるようになってきたみたい。
慣れって怖いw

ブログ書いたり動画切ったりしてたら時間になり。
初のエアカナダでトロントに着きました。

で、じゃん


ライトアップなナイアガラの滝。
展開早すぎてごめんなさい笑

実はナイアガラの滝がカナダにあることすら知らなくてw
着いてから知りました。

もう書くのもめんどくさいんだけど。
イミグレで質問ぜめにあい。

「なんで(カンクン)に行くんだ?」
「なんでトロント経由なんだ?」
「なんで船をおりたんだ?」
「仕事は何してるんだ?」

にイラっとしてたら別部屋に連れて行かれ。
その待ち時間に調べてみました。汗

ネットで調べたら行き方はシャトルバスしかないらしく。
(他もあるんだけど片道4〜8時間かかる)
入国後、早速バス会社のデスクまで行って聞いてみたら

「片道100ドル。往復で170ドルくらい」
だと。

高くね?

で、時間聞いてみると出発までだいぶ待たなければならず。
しかも行ったら帰りのバスがないから片道しか無理みたい。

「他に交通機関はないのかね?」
「うん。タクシーしかないだろうね」

とのこと。

断念。

で、この時に気付いたんだけど。
ドローンを持ってたらいくらだとしても迷わずに行ってたと思う。

同じお金を出した時のコスパが(見ることのできる景色)が全然違うから
最近あまり値段のことを考えずに行ってたような気がする。

久々にバックパッカー魂を思い出したみたい。
1円でも安く。1円でも安く。

これはもう手がないなと思い、街(ユニオン)まで行くことに。

電車は
Union
Pearson
Express
(通称 UPエキスプレス)

誰かが言ってた

「旅先では何か一つやり残しておいた方がいい。
そうすればまたくるきっかけになるから」

を思い出し、ナイアガラは諦めて「なんとかタワー」を見ることに。

けどそのタワーのエントランス代が無駄に高いから迷っていた時に
ふとそこのwifiを繋いだ俺が無意識にやっていたこと。

ここ、ユニオンからのナイアガラへの行き方w

この時に、「何か一つをやり残す」どころかなんにもまだやってないことに気付き笑
というかバス停の場所を探してる時点でハッキリ行きたいんだと気付いた。

うん。
俺はナイアガラの滝に行きたいんだ。笑

そんな心の声をしっかり認め。バスターミナルへ。
テクテク歩いてると何か画像でみたことあるトロントのモニュメントも発見できて。

で、バスターミナル到着。

カウンターで聞いてみると20分後にナイアガラ行き出発。

うむ。
もう行っちゃうしかないな。
帰りはタクシーで行こう。
そうしよう。
行かないで後悔するより、行って値段が高くて後悔した方がまだマシだ。
うんそうしよう。

で、ワンウェイで購入。

22ドル。

ん?安くね?
所要時間が20分長いだけで税金とか全部合わせて28ドルだってさ。

ラッキーじゃん♫
しかも隣のカウンター(別会社)で帰りのチケットもあるし。

ネット叩いても出てこなかったけどナイアガラはこの行き方が最安値っぽいぞ♫

19時半に出て時間通りに21時半に到着。

で、少しバスターミナルからは距離があって(これはどのバス会社も同じみたい)
ゆっくり歩きながらナイアガラの滝に向かったんだけど。
あまり時間がないことに気付く。
というのも帰りのバスの時間は22:50。
これが最終だったからこのチケット取ったんだけどもし逃したらタクシーを使うしか帰る方法がなくて
おそらく空港までだったら250〜300ドル取られると思う。
ちなみに帰りのバスチケットは26ドル(税込)
(空港ではなくタウンのターミナルまでだからそこからタクシーを捕まえなければいけないけどそれでも安い)

で、いよいよ滝を目指して川沿いを歩き。
ワクワクしながら早歩きで進んでももなかなか滝は見えず。
「the falls」
の看板は何度も見かけるもあとどのくらいの距離かは書いていなくて。
残り時間と自分のペースを計算してみるとどう考えても間に合わず。
ここからランニング開始。笑

ただ、タバコやめたのと船で走ってたのは効果があったっぽい。
健康的に21:50過ぎに到着。

ライトアップnaナイアガラの滝。

これもネットで見たんだけど日中だけでなく夜のライトアップも素敵。

で、ものすごい人ごみの中でベスポジを探してた時
歓声と爆発音。

花火。

俺のためにありがとう。

約10分続いた花火が終わった瞬間今までいた人がいなくなり。
みんなこのために集まってたのね。

そろそろ帰るべ

ってテクテク街を歩くと。なんだか遊園地みたいな街並み。

子供が歩いたら喜ぶんだろうなぁ。

全てがアミューズメントパークみたい。

で、バーガーキングでテイクアウトして歩きながらバスターミナルに向かう。

うん。死ぬほど美味い。

そして気付けば22:35。
どう計算してもやっぱり間に合わない。
ダッシュ開始w

けどよく考えたらバスターミナルにピン(グーグルマップの)を刺していないことに気付きw
場所が分からず約15分間、「ダッシュ」と「道を尋ねる」の繰り返しで。

最後、もうダメだと思いつつ。
道端の人が教えてくれた場所と反対方向に行ってみたら発見。
(昔からこの「土地勘」が妙に働く)

助かった。
あとは来るのを待つだけだ。
(小雨と汗のせいで)びしょびしょのTシャツはバスの中で着替えよう
そうしよう

なんて思いながら待つこと40分。
バスがこない。。。w

「もうダメだ、今日はもうこない」
と諦めて順番にタクシーに乗り込む人を見送りながらひたすら待つ。

「日本人?日本だったらこんなこと絶対ないだろ?
俺の国だってこんなことないさ」
と隣のイラン人と話しながらさらに15分。

「こりゃまじでこないんじゃないか?
24時まで待ってこなかったら諦めて近くの町から出てるバスを探しに行こう」
なんて話してたら、その5分後にバス到着。

チケットを見せて乗り込み、ホッと一息していたところに
なぜかドアのところで揉めているさっきのイラン人。

「実はチケットないんだ。来たらチケットオフィス閉まってたし。
しかもキャッシュもないんだ」





ウナノカ?

「何を言ってもダメだ。ダメなものはダメなんだ。
俺はバスに乗るときはチケットは買うし現金だって持ってるけどね」

と運転手に正論を言われて死にそうになってるイラン人。

しょうがない。。。

「俺が出してあげるよ。いくらだい?」
と助け船を出したら
「30だ」
と若干ぼったくる運転手。

うん。別に問題ない。

と出してあげたら
「USドルなんか使えない」
と断られ終了。

ごめん。力になれなくて。
けどレート的にUSドルもらっといたほうがいいと思うけどね?

けどなんだか粘ってるイラン人。
それになんだか騒いでる他の人。

カンパでも募ってるのか?
何言ってるのかほとんど俺には聞き取れないんだけど。

20分後。
何がどうなったのかよく分からないけど乗り込んで来たイラン人。

よかったね。

で、ここから記憶が飛び。
ふと起こされたらさっきのイラン人。

「着いたぞ」

なんだかどこでも爆睡できるようになってしまったようだ。

「後でwifiゲットしたら友達申請してくれ。
もしイランに来ることあったら俺を訪ねておいでよ」
とfacebookで繋がることを約束しバイバイ。

さて、ここから俺は最安値のタクシーを探して空港まで行かなければならず。
とりあえず目の前の運ちゃんに聞いてみる。

「50だな」
その言い方が気に食わなくて断ったら
「40でもいいぞ」
と自爆し始め。

こういう奴の車には絶対乗らないと決めテクテク。

道端に屋台発見。

「一番美味いのちょうだい」
「辛いの大丈夫か?」
「もちろん」
ということホットドッグを買い、頬張りながら聞いてみる。

「空港に行きたいんだけどなんか安い方法ないかなぁ?」
「おい!空港に行くのか?
だったらここまっすぐ行ったところにある地下鉄だ
急げあとちょっとで最終だぞ!」

まじ?こんな時間まで地下鉄走ってるの?
(2時が終電みたい)

とここからまたダッシュが始まり。

たどり着いた地下鉄では行き先の案内板みたいなのがなくて。
職員(らしき人)に聞きながら行ったり来たりして。
で、1人の優しいおっちゃん(職員)に出会う。

「どうしたんだい?」
「空港に行きたいんだ」
「わかったこっちにこい」

と改札機を通してくれて路線図の紙をくれて行き方を書いてくれて。

「この通りに行くんだぞ。携帯なんか見ちゃダメだ。アナウンスだけを聞いてここまで乗り継ぐんだ」
と親切に教えてくれて。
「で、この切符はどうやって買うんだい?」

「いいよ。買わなくて。気をつけていけよ。次が最終だからな」
と言いながら去って行ってしまった。

おいおい。
優しすぎるぞ。

そのタイミングで最終電車が入って来て滑り込んで乗車。

本当にありがとうね、おっちゃん。

で、言われた通りに乗り換え最終の駅に到着。
あとはここから空港行きのバスに乗り換えれば完璧。

そしてバス停。

30分経過。
いくら待ってもこず。

隣で同じように待ってるやつとも
「これもうこなくね?」
って話しながらあれこれ探してたら電光掲示板を発見。
そこには
「あと6分」
って書いてあり。

よしこれさえ乗れればすべて良しだ
って思ってから30分。
来る気配なく。
掲示板を見に行ったら「あと6分」の文字は消えていてw

「ダメだね、これは。」
と周りにいたやつらとともに歩き出す3:00すぎ。

「昔に来た時に同じ時間に同じような事態に陥ってその時はあっち側の道路からバスに乗って空港に行ったんだ」
という1名。

お前を信じるぞ。

で、待つこと15分。

本当にバスがやって来て。しかも
「俺たち2人は駅の中でバスを待っていたんだ。なのにこないからここまで来たんだ」
と説明してくれお金を払わず乗ることができ無事空港に到着。
(注:電車を乗り継いだ駅から出るバスは無料。街中から乗るバスは有料)

結果。

カナダはいいんだか悪いんだか、便利なんだか不便なんだか、全体的によく分からないし
街中でマ●ファナ吸ってる人が多すぎて副流煙でおかしくなりそうな街だったけどw
結果良ければなんとやら。

色々楽しかった。

トランジットのための半日にしてはだいぶ楽しめたし
関わってくれた人みんなありがとう。

それと最後に。

ナイアガラの滝は絶対にドローンで撮る。
あわよくばナイアガラクルーズから離陸して
墜落覚悟で滝に接近してそのまま花火に突っ込んでやる。

あぁ。
ドローンが欲しい。