ウィンドサーフィン日本代表

今日は朝一から津久井浜へ
※神奈川の三浦海岸手前

 

「ひょん」なことから知り合った方からの

ウィンドサーフィンをドローンで撮ってほしい

 

との空撮依頼。

 

 

知り合った方というのは

尾川 潤さん

ウィンドサーフィンのオリンピック強化指定選手(ナショナルチーム)

(調べてみたらこんなの出てきたから参考までに⇒プロフィール)

 

 

正直、まったく分からない世界なんだけど、面白そうなんで撮ってきました。

 

ウィンドサーフィンは少しマイナーなイメージあるんだけれども正式なオリンピック種目。

金メダルなんかとらないとなかなか注目されないかもしれないけれど

こういう「なかなか日の目を見ない」競技に人生をかけてる人もいることは分からないといけないなと思う。

 

俺も例にもれず「なんでもにわかファン」であり、

TVかなんかで出始めると人1倍掘り下げて調べるからw

意外と「にわかマニア」みたいになってたりもする笑

 

そんなウインドサーフィン。

 

本当は昨日が空撮予定日だったんだけど昨日のやり取りで

 

「今日は「風」が無さ過ぎて多分動かない

 

明日は風ありそうなんで」

 

という理由で今日に変更。

 

 

う~ん。

 

 

とっても違和感www

 

 

というのも、ドローンの大敵は「水」と「風」

 

「風」があるという事は操縦難しいということだし。

もちろん水の上だからミスったら沈没してしまう。

 

これってけっこう無謀なんじゃないのか?笑

 

 

けど、もちろんこういうのほどテンション上がっちゃうわたくし。

 

伊達に「空撮変態」やってませんw

 

ということで飛行開始。

まずは準備してるところなんかも撮って

津久井浜でウィンドサーフィンの準備をする尾川潤選手

 

次はウィンドサーフィンしてるところを追いかけてみたんだけど。

windsurfing/ウィンドサーフィンをドローンで空撮

 

追いかけてみて気付いたことがある。

 

ウィンド、速い!!!!!

 

物凄い優雅にゆったり走ってるイメージだったんだけど、全然想像違い。

 

爆走。

 

速度は70キロくらいかな?

 

通常のPモードではまったく追いつかず。

S(スポーツ)モードで追いかけるしかない。

 

スポーツモードなんてスピードが出るだけで決して「空撮向き」ではないw

 

それでやっと追い付いたと思ったら「ターン」とかあるし。

 

難しい。。。

 

いや、マジで。

 

これって。もしかしたらものすっごい難しいものを請け負ったんではないのか?w

 

 

けど、プロとしていってる訳だし

 

「撮れません」

で帰るわけにはいかない。

 

バッテリー4本目くらいで、少しずつ「動き」が予想出来るようになってきて

だんだんいい絵が撮れるようになってきたころ。

 

みんな撤退。

 

 

俺「え?どうしたんですか?」

 

尾川選手「風がやんじゃいました。」

 

 

 

ここから風待ちの待機。

 

 

しばらくたってから尾川選手

「ほら、あの辺に風ありますね」

 

 

???

 

なんでわかるの???

 

 

「風が吹いてるところって水は動くんで黒っぽく見えるんですよ。

だからあの辺、吹いてますね」

 

 

ふむふむ。

 

ちょっと面白いな、これ♡

 

空撮にも役立ちそうだ。

 

少しずつ慣れてきた頃、

 

「あの辺、黒いから風あるんですか?」

 

尾川選手

「あれは雲の影ですね」

 

だってww

 

難しすぎる。

 

 

結局、この日はドローン飛ばしっぱなしで

おそらく俺のドローン人生の中で1番バッテリーを使った空撮だったと思う。

 

こりゃいい練習にもなるわ。

 

これも動画作ろうと思います。

 

 

最後に

空撮依頼について

現在空撮の依頼を受けていて。

だいたい業界の相場=12万~15万/半日

でやってる事が多いんだけど。

 

今回みたいな面白そうなものに関しては「勢い」で行っちゃうことあります。

安売りするつもりじゃないんだけど、俺もそもそもはただのドローン空撮マニアであって

 

誰も見た事のない角度から色んなものをみたい

 

という欲求はまったく衰えていない。

 

「タダでやりますよ~」

というのは自分の仕事をバカにしてるみたいで言いたくないんだけれど。

心揺るがしてくれればどこでも飛んでいきますw

 

 

 

ちなみに尾川選手

「オリンピックの正式種目なのにマイナーなウィンドサーフィンの業界をもっと盛り上げたい」

という純粋な気持ちがあり。

その気持ちを聞いている過程でこんなことを言っていた。

「例えば金メダルを取ったとして有名になってやっと注目を浴びたとしてお金を稼げたとしても意味がない。

 

順番が逆。

 

もう金メダルを取れた時にはお金なんていらない。
今、このお金がない時期を乗り越えなければそもそも、この競技を続けていけない。
だから、今はマイナーなこの競技だけれども
もっともっといままでやったことない様な形で露出していく必要があるし
みんなに知ってもらわなきゃいけない。
そのためにドローンで空撮をお願いしたかった」

 

 

と言っていた。

 

俺はこの言葉に共感したからこそ空撮をしにきた。

そして心をこめて動画を作ろうと思う。

 

 

今日はありがとうございました。

また、近々。