「ちー!!!今日のパーティバス一緒に来るかい?」
「何それ?」
「え?初めてかい?
だったら絶対参加しなよ。」
と当たり前の流れで参加が決まったパーティバス。
なぜ週の頭の月曜日からパーティなのかは分からないけれど
そんなところに参加して来た。
そのパーティバスとやらがやって来るまでの間
ホステルではみんなお酒を作ってペットボトルに入れて行く。
「これはチーのぶんね」
と死ぬほど濃いウィスキーコークをもらった。
20時になり、ホステルの前までバスがやって来て全員で乗り込む。
「お母さんいってくるね!!」
と家族公認の夜遊びだ。
ちなみに参加費20ドル
そして同じような宿を何件か周り
参加者をどんどんピックアップして増員するパーティバス。
爆音でこの島を1周してどんどんパーティ野郎達を回収して行く。
バスの中では先ほど作ったお酒を罰ゲームかのごとく飲み干して行く。
空いたペットボトルはバスから野外に投げ捨て
吸ったタバコの吸殻も全部外にぶん投げて行く。
迷惑極まりない。笑
そして結果、場所がどこだかは覚えてないんだけど
バー?クラブ?みたいなところに全員連行され
とことんまで飲んで踊って騒ぎまくる。
誰だかが次々にお酒を買ってくれるので休む暇もない。
そして記憶を吹っ飛ばすほど飲んだ挙句
終了時間がきてバスで回収されホステルまで送り届けてくれる。
素敵な週のスタートだ。笑
そんな次の日。
完全に二日酔い、いや、酔っ払いの俺は朝飯を詰め込んだ後
ヒッチハイクでムリビーチに行ってみた。
※空撮がオシャレすぎて様子がわからない笑
1日中、砂浜で横になり
汗をかいたら海に飛び込み、前日の酒と格闘して1日が終わった。
帰り道、またヒッチハイクをしたら素晴らしい出会いがあった。
とても綺麗な女性で、俺の経験上、ヒッチハイクで
「女の人が一人で運転してる車」に乗せてもらったのは初めてなんだけど
雑談でその子に俺の仕事を話した。
ついでにアイツタキで撮った俺の映像を見せたんだけど
「なんて素晴らしいの!!
ねーねー明日、ムリビーチのラグーンクルーズに参加しない?」
との突然のお誘い。
「え?いくらなの?」
「実は私の家族が経営してるのよ、だからお金なんかいらないわ!
よかったらぜひ来てよ」
ということで次の日、俺はツアーに参加させたもらった。
KOKA LAGOON CRUISE
シュノーケリングして島でアクティビティ見て
ボートでワイワイやって昼ごはん食べて寝ただけ。
実際いくらするんだか分からないけどこれは参加する価値ありだ。
英語が理解できないとジョークは通じないかもしれないけれど
それでもテンションだけで面白い。
是非、ラロトンガ に来る人は行って見て欲しい
「セレーナ」宛に行けば予約はねじ込んでくれると思うし
どっかの代理店経由で行くよりは安くしてくれるはずだ。
3ドル紙幣〜世界で唯一
ところで、
クック諸島の人々はお金儲けが苦手。
いや、そもそもお金にあまり執着がない。
家があってご飯がある。
毎日同じ場所に仲間が集まって来て
みんなで話してゲラゲラ笑えればいい。
ひゃっひゃっひゃ
っていう笑い方をする人が多い。
そんなクック諸島がどうにかお金を稼ごうとして
ひねり出した策は記念硬貨や切手などだ。
記念硬貨。
いや、これってよくできてると思う。
お金を売る。
だけどみんなそれは使わないでコレクションする人が多い。
ということは例えば1万円硬貨を作れば1万円で売れるわけだ。
絶対原価は1万もしない。
こんないい商売はない。と思う。
いや、俺が何を言いたいかっていうと
そんなクック諸島には
(お金が欲しくて作ったものかどうかは分からないけれど)
世界で唯一の3ドル札がある。
これって一般的には流通してなくて
街中で買い物をしてそのお釣りでもらったりすることはないんだけど
銀行に行って、その時在庫があれば手に入れることができる。
観光客はこぞって銀行に行き
「3dollers note」
をGETしに行くのだ。
その時、在庫があるかは分からないので運がよければ手に入れることができる。
あっても数に限りがあるんだ。
だから俺も「ダメ元」で銀行に行ってみたんだけど
列に並んでいると銀行の奥から声をかけられた。
「hey Chi!!!!」
声の主はこのクック諸島で最初に仲良くなった
ラカンガホステルにいるJUNE(ジュン)だ。
あとで分かったことだがあの、ドーナッツ地獄ババアの娘である。笑
下記記事参照
「何してるのよ?3ドル札を探しに来たんでしょ?」
そういうとジュンは自分のカバンから3ドル札を取り出して俺にくれた。
ラカンガにいる時に俺が話してたのを覚えていてくれて
あった時に渡そうと取っておいてくれたのだ。
なんでこんなに優しいのだろう。
ジュンは当たり前かのごとく、俺をケツにのせどこまでも連れて行ってくれる。
1泊20ドルで泊まってる俺に1本20ドル以上するワインをくれたりもする。
『いいのよ、友達が置いて行ったものだし。私飲まないし。」
素でいいやつなのだ。
さっきの3ドル札もくれたのだ。
「友達にもお土産に持って帰りたいんだ!あと、何枚かないかな?」
「何枚欲しいのよ?」
「3枚」
「しょうがないわね」
とさらに3枚追加で交換してもらった。
マジでありがたい。
俺はあと、2日でクック諸島を後にするんだけど
明日はジュンをご飯に誘ってみようかな?
それとね。
もしこのブログを読んでる人でクック諸島に来る予定のある人。
今、いる人。
そんな人の中で、3ドル札が手に入らなくて困ってる人がいたら
試しにジュンを訪ねて行ったらいいよ笑
「Chiの友達なんだ!」
って言えばもし在庫があれば交換してくれると思う。
10ドル札を渡せば3ドル紙幣3枚と昔の1ドルの昔の硬貨までつけてくれるかもよ!!
年間500人しか日本人が来ないというここ、クック諸島。
いくら俺がこのブログで書いたところで人が殺到することはないと思うから大丈夫でしょうwww
ジュンよろしくね。笑
島を縦断〜クロスアイランドウォーク〜
ところでパーティバスの日、俺はなんとなく山に登って見た。
こんな看板を見つけたからだ。
一般的に外側をぐるっと回るこの ラロトンガ
をど真ん中から突っ切ってやろう。
とりあえず出発した。
途中までは、
「あれ?登山じゃないのか?平坦な道だな~」
なんて思ってるんだけど突然一気に山道に突入する。
そしてそこから滑りやすく険しい道をひたすら進むことになる。
人なんて一人もいない。
もちろんお店なんてない。
俺はお腹が減ったから途中に生えてた「ノニ」をかじったりした。
「なんでこんなことになったんだ?」
と若干後悔をしたものの約2時間山をひたすら登って行くと
そこに突如、ニードルと呼ばれる岩が待ち構えている。
ここが山頂だ。
さらに
「自己責任だぞ」
みたいな注意書きを見ながら
ロープとチェーンを伝って一番上まで登れる。
ちょっと怖いけどそこからの景色は絶景だった。
なぜか山頂でニワトリに懐かれてしまって
俺がロープを伝って一生懸命登っている横をひょいひょい登っていく。
山頂にいるニワトリはちょっとカッコよかったし会話も成立した。
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お水だけは持参してたから山頂で一気に飲み、
リフレッシュしたところで今度は下山だ。
どうせ帰り道は余裕だろ?
なんて思ったら大間違い。
急な山道は下りの方が辛い。
また2時間だ。
あぁ、やっぱり来なければよかった
と思った頃、出口のところに滝がある。
ここで飛び込んだら最高に気持ちいい。
島の反対側に来たら綺麗なビーチがある。
そしてスーパーやテイクアウトのお店もある。
俺はここで奮発してご飯を食べてスーパーで買ったビール飲んでから宿に戻った。
ずっと, ラロトンガ にいるとやることがなくなってくる。
何もしないことを楽しむ
という俺のテーマにはピッタリなんだけど
やっぱり暇だww
体もなまってくる。
そんな時は一回5ドルでいけるジムがある。
海が見えるジムだ。
昼間に行けば人なんていない。
ここでなまった体をいじめるのもまたいい。
※貧弱な体をお見せしてしまって申し訳ない。汗
ところで、ナイトマーケットがある。
火、木、土だったかな?
それに日曜日は日曜限定のマーケットがあり、
島中のいろんなところからお店が集まる。
なかなか楽しい。
ラロトンガ の1週間
だからね。
月曜はパーティバス
火曜は二日酔いの中、銀行に3ドル札でもゲットしに行く。
ポストカードを書いて日本に送ってみるのもいい。
世界中どこに送っても1ドルだ。70円弱。
なぜこんなことが成立するのかはわからないが安すぎる。
水曜はラグーンクルーズ参加でムリビーチでまったり。
木曜はシュノーケリングしたりナイトマーケット行ったり
金曜は登山でもして島を自分の足で縦断しよう。
土曜は仕事休みだからみんなで馬鹿騒ぎして
日曜はマーケットでお買い物。
週の締めにジムで体を鍛えるのもいいと思う。
そして月曜日はまたパーティバス。
こんな1週間なんてどうかな?
探せばバギーツアーもあるし
街のいたる運動場でなんかのゲームやってたりもするからぼーっと観戦してもいい。
美味しいご飯屋さん探しもいいし
お店によって安いお弁当が10ドルとかで売ってるのでそれを目当てに行くのもいい。
例えばこんなのだ。
毎週金曜日だけ10ドルでランチご飯を作っている。
15ドルでバイク借りて一日走り回ってもいい。
気分によっては島の西側に行ってサンセットを見に行ってもいい。
ちょっと飽きたらアイツタキにでも行って
奇跡の最後の楽園を体験すればいい。
本当に最高な場所だよ、クック諸島。
次の国、タヒチに行くのが怖いくらいだ。
みんな本当にありがとう。
人生の中での本当に素敵な時間を過ごさせてもらった。
またね。みんな♪